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【映画版を見る前に】


映画版『ロード・オブ・リング』は原作を忠実に再現していますが、それでも3時間に収めるため、いくつかのエピソードを省略したり、話の順番を変えたりしています。もしあなたが初めて『指輪物語』を映画で見るのであれば、次のような予備知識があったほうが良いかもしれません。

・この世界「ミッド・アース」の前提として、エルフには3つの指輪、ドワーフには7つの指輪、人間には9つの指輪が与えられています。もともとは魔法が使えたりする便利な「幸せを呼ぶ指輪(?)」なのですが、悪の冥王であるサウロンが、それらのすべて操る「一つの指輪」をひそかに造り、全世界を支配しようとしました。

・映画の初め10分くらいは、この「一つの指輪」をめぐる今までの歴史が語られます。ここが速すぎてつかみにくい(^^;。かといって、長すぎたら本編に入れない、というジレンマがあった様子。見ていて、乗り切れなかった(^^;。でも、がんばって p(^^)q。

・人間のもつ9つの指輪は9人の王様がはめていたのですが、「一つの指輪」の力で王様たちはサウロンの手先になってしまいます(原作は、も少し複雑)。

・歴史を簡単に述べると、エルフと人間が力を合わせてサウロンと戦う戦争がありました(このサウロンが映画で凄い。強い)。しかし人間の王子イシルドゥア(王子というにはオッサン(^^;)が「一つの指輪」を奪い取ることに成功します。彼はこれを人間の平和のため(でも自分の権力欲(-_-;)に使おうと考え、国に持って帰ろうとする途中、指輪が指輪自身の意志で彼を見捨てます。指輪の心って、揺れる乙女心なんです(謎)。

・そのあとゴラム(原作では「ゴクリ」)という人が偶然拾い上げ、長い間、地下深くに隠し持っていました。指輪を持つものは不死の生命を得ます。それでゴラムは数百歳? 長年日の当たらないところで暮らすうちに、彼の姿も心も、人間だったころのものではなくなっていく・・・。

・ところが、それをひょんなことでホビット族のビルボさんが手に入れてしまいます。ビルボはそんな大切な指輪だとは知らないので、無頓着に扱ってます(笑)。姿を消せる魔法の指輪、くらいにしか考えてません。これが『指輪物語』の事の発端となるわけです。

・主人公のフロド・バギンズはビルボの甥ですが、若くして両親を亡くしたため、ビルボの養子になっています。ホビット族は村の外に出ることを「品がない」と考えているので、遠いところまで出かけて竜退治をしてきたビルボを「変人」だと考えています。おかげでビルボは独身(笑)。でも、人柄が良いので、みんなから好かれてはいます(^^)。フロドはそんなビルボの家の跡取りとして育てられました。

・魔法使いガンダルフは一応、魔法使いの中で偉い人たちの一人です。賢人会議のメンバーです。でも日頃は、花火職人として暮らしてます(笑)。きっとそうです(爆)。

・エルフは長生き(笑)。・・・これを知らないと、なんでエルロンドのお館様が、先の戦争にも出てきて、今度の事件にも顔を出すのか、わかりにくいです。三千年前に行われた戦争を、さも昨日のごとくにしゃべります。しかも、歳もあまりとってない。・・・うらやましい(笑)。

・馳夫さんが「ストライダー(韋駄天)」なんて、映画では訳されてます(涙)。戸田さん、その訳はないでしょう(T_T)。野に生き野に死ぬ、野伏の方です。しかも、名刀「つらぬき丸」も「剣」としか訳されてない。Sting という英語が聞こえたら、これ。近くにオークがいると、青白く光を放ちます。

・3部作の第1部なので、映画を見終わっても「おわった」て感じがしません(^o^;;。しかたない。『スター・ウォーズ エピソード1』だと思ってください(笑)。楽しみは次のクリスマスに(^^)。ただし、そのことさえ許せれば、モンスターが次々出てくるし、ウィットは効いてるし、キャラがみんなかっこよくて味わいあるし、楽しい映画になってます。とっても満足(笑)。

これくらいの知識があれば、少し入りやすくなるかもしれません。映画でホビット庄は「シャイア」と呼ばれてます。このシャイアでビルボの「111歳誕生パーティ(こんなに長生きなのは指輪のせいなのですが、それは誰も気づいていない)」が開かれると、さあ、冒険の始まりです(^_^)。


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